ネット予約24時間受付中


ホーム

IDCの概要

3人のスーパーシニアから学ぶ健康寿命を延ばす秘訣とは?
2018年03月30日

要介護と健康長寿の驚きの分かれ道とは?

某テレビ番組で放送された内容が興味深かったので紹介します。

 

フレイルという言葉を知っていますか?

フレイルとは虚弱を意味する言葉です。

ものすごく健康ではないけれど、要介護が必要なほど弱ってもいない状態。

体力も落ちてきたし、いくつかの持病を抱えているし、食事の量も若い頃に比べると随分減ってきた。

このような状態を専門用語でフレイルといいます。

 

「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」1)とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。

厚生労働省研究班の報告書から引用

 

簡単にいうと生きる気力や体力が徐々になくなっていますが、運動、食事などの日常生活に気をつければ元気を取り戻せる状態にあるということです。

じつは、この時期をどう過ごすかが、あなたの健康状態を大きく左右します。

要介護になるか健康長寿になるかの分かれ道です。

 

フレイルチェックであなたの健康リスクを調べてみましょう

はいかいいえのどちらかに丸をつけてください。

 

はいだったら丸をつけてください。

 

1)物忘れがすごく気になる

1)お茶や汁物でむせる

1)昨年より外出する回数が減っている

 

次の問題からはいいえに丸をつけてください

 

1)健康に気をつけた食事を心掛けている

1)野菜と主菜(肉または魚)を両方、毎日2回以上食べる

1)さきいか、たくあん等の硬さの食品を噛みきれる

1)30分以上の汗をかく運動を週2回以上、1年以上している

1)1日1時間以上、歩くなどの活動をしている。

1)同年代の同性と比べて歩く速度が速い

1)1日1回以上は誰かと共に食事をする

1)自分は活気にあふれていると思う

 

丸が6つ以上ならフレイルになっている可能性があります。

しかし、6つ以上あったからといって悲観することはありません。

この時期はがんばれば様々な機能をもとに戻せます。

たとえ、介護が始まっている状態でも元気を取り戻すことが可能です。

 

いつまでも元気でいるために大切なことは?

適度な運動やバランスのよい食事が元気で長生きのために欠かないものですが、この2つ以外にとても大事なことがあります。

 

それは次の3つのうちのどれでしょう?

1)お風呂の入り方

1)人との交流

1)睡眠時間

 

 

答えは人との交流です。

なにか興味を持てるものを仲間と楽しむ。

これが元気で長生きの秘訣なんです。

それを実践している三人のスーパーシニアの方々を紹介します。

 

三人のスーパーシニア

81才のウインドサーファー波乗りジョニー

日本一を目指す90才の卓球おばあちゃん

アップルのCEOクックさんとハグした82才の現役プログラマー

 

81才のウインドサーファー波乗りジョニー中村さん

フレイルチェックは赤丸がたった1つだけという驚きの結果でした。

その1つは野菜と主催(肉または魚)を両方、毎日2回以上食べるだけでした。

サーフィンを始めたのは64才からです。

学生時代はボード部でしたが、就職後はほとんど運動をしないまま定年を迎えます。

そこで、ボート部で楽しんでいた海へ再び出ようと一念発起、ウインドサーフィンを始めることにします。

しかし、40年間運動らしきものはまったくやってこなかったので肉体も相当くたびれていました。

近所の公園の坂道を上るだけで息切れして1周もできないという体たらく。

3年かけて体力作りに励みます。

その甲斐あって現在は50段の階段を一気に駆け上がることができるようになりました。

現在15キロのサイクリングを日課にしているといいます。

また食事にも気をつかい、海にでるときは奥さん手作りのバランスのとれた愛妻弁当を持参。

 

ちなみのある日のお弁当の中身は?

・牛肉とパブリカの炒め物

・ほうれん草のおひたし

・銀杏と椎茸の煮物

・オレンジとトマト

・炊込みご飯

 

場違いな人間に思われないか?

そんなスーパーシニアの中村さんもウインドサーフィンを始める前は不安や悩みを抱えていたようです。

まずサーフショップに入るのに抵抗があったといいます。

ウインドサーフィンといえば若者がほとんどですから、60才をこえたおじさんがはたして受け入れてもらえるのか。

しかし、自分の息子のような若者たちは笑顔で受け入れてくれ、今ではお店で最長サーファーとして人気者に。

ここが僕にとってのデイサービスみたいなもんだと中村さんは笑いながらウインドサーフィンを楽しんでいます。

 

 

日本一を目指す90才のスーパーシニア卓球乙女、萩原さん

彼女は2017年の東京卓球選手権大会90代の部で準優勝しています。

フレイルチェックをすると赤丸が3つという結果。

その3つは、

物忘れがすごく気になる

野菜と主菜(肉または魚)を両方、毎日2回以上食べる

さきいか、たくあん等の硬さの食品を噛みきれる

 

それでも90代で赤丸が3つは驚きの好成績です。

 

60才から卓球を始める

若い頃はまったく経験がなかったといいます。

ご主人が営む卓球用品店で経理をしていました。

60才で定年を迎え、それから家業でもあるからやってみようかしらと軽い気持ちで始めたといいます。

90才であの動きはすごいとお医者さんがおどろくほどの腕前を誇っています。

 

注目すべきは身だしなみ

マニキュアできちんと爪のお手入れをかかさない。

時間をつくっては美容室で髪や爪のお手入れをしてもらっているといいます。

またお気に入りのミセスブランドの洋服店でお買いものを楽しむなど積極的に外にでてたくさんの人と交流しています。

 

身だしなみとフレイルの関係は

萩原さんは、卓球大会なので人前にでることも多いから身だしなみには手を抜きたくないといいます。

外へ出かける時に少しでもきれいでいたいという気持ち。

それがフレイル予防におおきく関わっています。

社会との関わりが活発になると心や身体も元気になってきます。

 

 

82才の現役プログラマー、若宮さん

自宅の玄関にはアップルのCEOクックさんとハグしている写真が置いてあります。

アップルの新商品説明会のプレゼンテーションの中でクックCEOが若宮さんを史上最高齢のプロ

グラマーとして紹介しました。

 

プログラマーとは、コンピューターが理解できるコンピューター言語でゲームやアプリを動かすプログラムを打ち込む人のことです。

 

開発したアプリは

Hinadann(ひなだん)。

お雛さまを正しい位置に並べられるかというシンプルなシニア向けのゲームです。

 

スマートフォンの操作が苦手な高齢者でも楽しめるように作られています。

 

いつからコンピューターをやりだしたのか

60才ぐらいのとき、自宅で母の介護をしていた若宮さんは外出することがあまりできなくなりました。

そんな時、雑誌でコンピューターがあれば世界とおしゃべりができますという広告が目にとまりすぐにパソコンを購入。

しかし、買ったもののネットに接続するだけで3ヶ月もかかりました。

そんなにパソコンに詳しくなかった若宮さんが、試行錯誤の中で出会ったのが高齢者が集まるインターネット上の掲示板。

 

掲示板サイトに参加

はじめて掲示板のサイトを開いた時に表示されたのがウエルカムメッセージでした。

そこには人生60才を過ぎると面白くなりますと書いてありました。

わからないことは掲示板を通じて知り合った仲間が教えてくれます

今、若宮さんは自分の経験を生かし、高齢者にパソコンを教える活動で日本中を飛び回っています。

若宮さんは、何かを始めるのに遅いということはない、いつまでも好奇心をもって好きな事を続けるのが幸せといいます。

 

フレイル予防の三大要素

 

社会性(社会との関わり)

身体

 

一般的に身体的な衰えを虚弱といってきましたが、それだけではなく心の部分と社会生活の衰えないようにすることがフレイルの予防には大切なことです。

とくに社会性をうまく底上げできるかがポイントになります。

 

社会との関わりをなくした孤独な生活は必然のように運動量が少なくなり、食事もおろそかになっていく傾向が強くなります。

社会との関わりが活発になると心は身体も活発になります。

 

大切なのは好きなことや楽しめる事を見つけることです。

 

元気な高齢者は、単に健康長寿でいたいとか健康増進のためだけで何かをやっている方よりも、むしろ好きなものだからずっとやってきた人や、いままでやれなかったけれどやっとやれる時間ができたという人が好きなことに打ちこんでいたらこの年齢になっていたという方が多いといいます。

 

 

趣味というものはないし、好きなことや楽しめることなんて思い浮かばないというなら、まずは玄関のドアを開いてお出かけすることから始めてはどうでしょう。

なにかしらの出会いがあるやもしれませんから。