IDCでは、全身疾患との関連性を重視した口腔疾患の予防や治療を対象とする「口腔医学」という考えのもと、歯科医療に取り組んでいます
「口腔」とは、歯及びその周りの組織のことであり、摂食(せっしょく)・咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ、食物を口に取り込んで、噛み砕いて飲み込み、胃に送り込むこと)、消化、呼吸、構音(発音)、味覚など、人間が生命保持をするための基本的な機能を有している臓器です。
その口腔領域の病変(歯周病等)は、全身疾患(全身の病気)、例えば、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、自己免疫疾患などと関連し、さらに口腔の働きは脳の働きの活性化にも関連しています。
このように、歯の健康だけではなく、全身の健康を対象とする歯科医療のことを「口腔医学」と言います。
当院は、創設以来、この「口腔医学」の考え方を基本として、全身疾患の理解のもと、歯科医療を実施しています。